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能は、お面のパフォーマンス


能とは、お面をつけたパフォーマンス 「能」が確立する以前には、宗教儀式としての歌や舞いがあり、田楽といって 豊作を祝う盛大なお祭りがあったのだそうです。
これら、歌や踊りを披露するのはお寺や神社の僧侶だったり、農民たちでした。
そのうちに彼らの中から、選りすぐれた芸達者な人達が集まり、歌や舞いを 専門とするグループができました。
今で言うところの芸能界みたいなものでしょうか。
そして、その中の中心人物が世阿弥という人です。
観阿弥は世阿弥の父親ですが、非常にすぐれた猿楽の舞手でした。
猿楽は、田楽とは違うパフォーマンスを繰り広げていたようで、その語源は 中国の「散楽」に由来すると言われています。
田楽は、優美な舞いと歌の世界でしたが、猿楽の方は娯楽性の強いもので、 舞いにストーリーをつけ文学的表現を取り入れていったようです。
当初は、田楽に人気が集中するのですが、のちには時の将軍 足利氏に 認められどんどん浸透していきました。

貴族社会で日の目をみた猿楽はついに田楽を、押さえ込み「能」といえば 猿楽という地位を築きます。

ちなみにそれまでは、田楽の能 猿楽の能 というふうに別々ふたつの「能」が 存在していたということです。

能面は彫るとは言わず、打つという 能面はすべてをひとりの人間が最初から最後まで制作に携わります。
いつ頃から作られたものかと言うことははっきりとはしていません。
ですが、聖徳太子が打った 翁面があるということですので。
想像をしてみてください。

そもそもは仏像を彫る仏師が、面を打っていたようです。
宗教儀式として お面が使われたと言うことですから、なるほどと うなづけます。

そのうちに能がストーリー性を持ち始め、神や鬼の面以外の登場人物の お面が必要になり、やはり、仏師の中から面を打つ人があらわれたのだと 思います。
もちろん、能を舞う人のなかにも面打ちは誕生したことでしょう。
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