ホーム > やきものの魅力 > 萩焼ギャラリー 萩焼香炉と香合

【萩焼】萩焼香炉


姫萩香炉 繊細な作品です。
菊の花びらでしょうか。枇杷色からグラデーションの流れで下へ向かうほど、白み が、増し清楚でいて、明媚な美しい香炉です。
花の香りがかぐわしく漂っている中での、御茶の時間。優雅に優美に流れます。
このところ、この決してお安くない香炉に、30代、40代の女性が関心を寄せて 下さっています。お部屋に置いて、好きなハーブの蒸留水を楽しみたい。
お香を焚かなくてはダメでしょうか?など、お問い合わせもいただきます。
確かに茶事で使う場合ですと、お香を焚くことが本来の目的になります。
ですが、ご自分や、お招きする親しい方たちと楽しみたいという和みのアイテム として、手元に置かれるのなら、自由な発想で使っていただいていいと思います。
あってもなくても困らないけど、あると気持ちが柔らぐのが、香炉かなと、思います。 飾り物、置物ですから・・・・縛られることは、ないでしょう。
姫萩香炉 端正な香炉です。
気の遠くなるような仕事に丹念に向き合えるのは職人の手業を支えるプロ意識です。
乾燥、素焼き、釉薬掛け、窯入れと、そのどの段階でも、これほど繊細なやきものに なりますと、神経をつかうと容易に想像できます。
乾燥での失敗は、ひび割れを起こします。型崩れもあるでしょう。
最後の最後の窯だしでの欠損もあるかもしれません。
気が抜けません。やきものに限らず、ひとつひとつ手仕事の品物は、闘魂の結果だと つくづく思います。
職人さんって、本当にスゴイです。尊敬しています。
白香炉 なめらかな白い土肌が、光沢を帯びて、宝石箱のようでもあり、魔法の壷のようでも あります。
香炉から立ち上がる煙を見ていますと、不思議な世界へ吸い込まれてしまいそうです。
亡くなったペットのためにと、お問い合わせをいただきました。
実は、私の毎朝は、愛犬、愛猫の仏壇に手を合わせ、お線香を焚く事から始まります。
ですので、お客様のお気持ちが、自分のことのように よくわかりました。
我が家では父から譲り受けた香炉を大切に使っています。
この白い香炉が、どなたかの始めての香炉として迎えられ、受け継がれていくと、 嬉しいなと、思います。

【萩焼】萩焼香合


香合 結 お茶の世界での香合は、炭手前の際に、傍に置いて香りを楽しむということがあるよう ですが、要は、お招きする方々が快い想いや時間を持っていただくように努めれば いいと思います。
茶事に関わらず、この『結』と言う名の香合、贈り物にも ちぎりを 深める意味合いと解釈して、古風な愛情表現になるのではないでしょうか。
日本人として、奥の深い相手への思いやりの香合。
そして自分自身も、和むことの できる素晴らしいお品だと思います。
香合 松笠 香合は、仏教伝来とともに日本にやってきたといわれているようです。
香を焚いて香りを楽しんだり、気持ちがリラックスされるのは、ずいぶんと昔からの 慣わしで、最近こそ 癒しグッズとしてもてはやされていますが、お先祖様は百も承知 だったと言うことです。先人には、かないませんね。
さて、松ぼっくりを模った香合。
松といえば、日本の景色にピッタリと思いますが、なんと童話の国 フィンランドでは、 精霊や妖精が宿る樹として、大切にされています。
童話ムーミンも、この国で生まれましたね。松ぼっくり・・・この呼び方にすら和めます。